歯科衛生士の髪型や髪色のルールは?どこまでならOK?

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厳しい学校の校則から抜け出して晴れて社会人になり「これからは髪型も髪色も自由だ!」と、喜んでいる歯科衛生士も多いのではないでしょうか?プライベートでのお洒落を楽しみつつ、職場でも通用する髪型や髪色で過ごしたいですよね。では、歯科衛生士としてふさわしい髪型や髪色は、どのようなものでしょうか?働き始める前に、気を付けたいポイントをまとめました。

歯科衛生士としての身だしなみの基本

歯科衛生士は、医療機関で医療にあたる医療従事者です。

不安な気持ちや痛みを訴えて来院する患者さんに、不快感を与えない清潔感のある身だしなみが求められます。

歯科衛生士だけでなくスタッフの身だしなみについて、細かく規定を定めているクリニックもありますが、意外と自由なクリニックも多いです。

社会人として、歯科衛生士としての身だしなみの基本をまとめました。

服装

クリニックの中で働くときは制服に着替えるため、私服は通勤のときだけです。

しかし職場が近所の場合や通勤時に患者さんにばったり会うこともあるため、通勤時の服装を気にする院長も少なくないでしょう。

極端に露出の多い服装や、短いスカート、奇抜なファッションなどは、出勤時は避けた方が無難です。

退勤後にそのまま出かける場合は、軽く羽織れるカーディガンなどを持参して、クリニック周辺では羽織るなどし気を付けるとよいでしょう。

におい

歯科は医療機関のため、基本的に香水はNGです。

化粧品やヘアケア用品、衣類の柔軟剤でも香りの強いものは避ける方がよいでしょう。

歯科特有の薬品のにおいと混ざり、気分が悪くなってしまう患者さんもいるかもしれません。

また上顎のスケーリングなどを行う際は患者さんとの距離が近くなるため、体臭にも気を付けましょう

夏場の暑い日に汗をかいたまま診療にはいるとにおいの原因になることもあります。

エチケットとして無香料の制汗スプレーなどの準備があると安心です。

ネイル

ネイルに関しては、クリニックによりさまざまな規定があります。

ネイルは一切禁止

大きいパーツの装飾だけ不可

ピンクやクリアなど目立たないカラーのみよい

グローブの上から見えなければどんなものでもよい

診察中に患者さんの口腔内に指を入れる場面も多いため、あまりにも大きな装飾は傷つけてしまう可能性があります。

シンプルなカラーやデザインなどに留め、クリニックの規定の範囲内でネイルを楽しみましょう。

髪型

髪型について規定を細かく設定しているクリニックはほとんどありません。

クリニックの雰囲気や制服に合った髪型が好ましいでしょう。

プライベートで世間一般と比べて個性的であると感じている方は、他のスタッフよりも注意する必要があります。

また前職のクリニックでは許されていた髪型でも、別のクリニックではNGとなることも十分にあり得ます。

職場でも髪型で個性を出したい場合は、院長に相談するなどしてからにしましょう。

アクセサリー

基本的に仕事中はアクセサリーを外したほうがよいですが、小ぶりなものはさほど気にならないので、許可しているクリニックもあります。

大ぶりのものや、装飾品の付いている指輪などはネイルと同様に、患者さんの口腔内を傷付けてしまう可能性があるため、外しておきましょう。

アクセサリーを付けたまま仕事をする際は、衛生面にも十分注意する必要があります。

またアクセサリーが欠けたり落ちたりしてしまい、患者さんの怪我に繋がる可能性があることを、十分に理解しておく必要があります。

歯科衛生士にふさわしい髪型って?

多くのクリニックは髪型自体は自由にしているところが多いです。

ですが、あまりにも奇抜な髪型や派手な髪色は注意されることもあります。

医療機関で働く歯科衛生士にふさわしい髪型とは、どのような髪型でしょうか?

スタイル別にまとめました。

ロングヘア

歯科衛生士に限った話ではありませんが、ロングヘアはひとつにまとめておくとよいでしょう。

髪が長すぎる人は、ひとつにまとめるだけだと髪が前に垂れてくることがあるので、大きめのクリップなどでまとめたり、お団子ヘアにしたりするなどの対応をしましょう。

また髪をまとめるヘアゴムやクリップ、シュシュなどは規定がないクリニックがほとんどです。

目立ちすぎないものなら、簡単なおしゃれも楽しめますね。

セミロングやボブ

ちょうど肩くらいの長さだとヘアゴムだけではうまくまとまらないこともありますよね。

しかし髪で顔が隠れていると暗い印象になるため、できる限りまとめた方がよいでしょう。

難しい場合は、顔に髪がかからないよう軽くピンで止めたり耳にかけておくとよいです。

またうまくまとめれていないと、処置中に髪が何度も垂れて患者さんに触れてしまうことがあります。

不快に思われる患者さんもいるので、注意する必要もあります。

ヘアアレンジ

ヘアアレンジを禁止としているクリニックもほとんどありません。

しかし、結婚式やイベント用のような華やかなものやおくれ毛が多いヘアアレンジは、医療機関では不向きです。

三つ編みやくるりんぱなど、シンプルなデザインのヘアアレンジは問題ないでしょう。

また、ヘアアレンジに使用する華やかなピンなどの不必要な装飾は控え、スッキリとした印象になるようにしましょう。

パーマ

ヘアアレンジと同様に、パーマを禁止としているクリニックも多くないようです。

軽いウェーブのようなパーマだと問題ないでしょう。

しかしクリニックの雰囲気に合わない派手なパーマは、院長からかけ直しの注意を受けることもあります。

あまりにも強いカールやボサボサした印象を与えてしまうパーマは、清潔感に欠けてしまうため、患者さんによい印象を与えれないので注意しましょう。

歯科衛生士の髪色の目安は?

髪色も髪型と同様に自由なクリニックが多いです。

個人的な感じ方の違いもあるため、どこまでならOKか悩む場合もありますよね。

そのような場合には、先輩スタッフや院長に染めたいカラーの写真を見せるなどして、事前に確認しておくと確実ですね。

明るさの目安は?

ヘアカラーの目安は6~7トーン程度が好ましいとされていますが、最近ではブラウン以外のヘアカラーも人気ですよね。

地味でないといけないことはありませんが、金髪などのあまりにも奇抜な髪色は避けましょう。

クリニックには小さな子どもからお年寄りまで、さまざまな年齢層の患者さんが来院します。

見た目の奇抜さに驚きクリニックの信頼を損ねる事態に繋がってしまうことも考えられるため、医療従事者としてTPOをわきまえたカラーを楽しみましょう。

インナーカラーは大丈夫?

最近では髪の一部分のみをカラーするインナーカラーも流行っていますよね。

インナーカラーは一見目立たないため大丈夫なように思われがちですが、髪を結んだときに目立ってしまいます。

クリニックの規定にもよりますが、インナーカラーなら大丈夫と思わずに、先輩や院長に事前に確認しておくと安心です。

万が一クリニックの規定から外れてしまうと、染め直しをする可能性もります。

まとめ

歯科衛生士として働く以上、どうしても好きなようにお洒落ができない部分もあります。

医療機関で治療をする立場のため、仕方ないことなのかも知れませんね。

訪れる患者さんに不快感を与えない範囲のお洒落を楽しみながら、メリハリのある歯科衛生士として働いていきたいですね。

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