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歯科衛生士の仕事をしている上で、悩みは尽きないでしょう。実は歯科衛生士という仕事は、離職率が高い仕事と言われています。仕事上の人間関係や、待遇が良くない、労働環境など歯科衛生士が悩みを持つポイントはさまざま。今の仕事を辞めたいと思っている方も少なくないのではないでしょうか。転職する上で今よりもより良い歯科医院を見つける方法を紹介していきます。
■目次
歯科衛生士の9割が診療所勤務といわれている昨今、歯科衛生士は自分の置かれている待遇に不満を持つことが多くあります。
歯科医院という狭い環境で働いているため、溜まった不満をなかなか言いだせず離職や転職を選択せざるを得ないことも。
また、院長やスタッフなどの数も少なく人間関係にトラブルが生じると働きにくくなってしまい、ストレスを抱えてしまう方が多い印象です。
公益社団法人 日本歯科衛生士会による調査によると、76.4%の歯科衛生士が転職を経験していると報告されています。
またその中でも、「1回ある」が21.4%、「4回以上ある」が19.6%、「2回ある」が 17.8%と、転職を複数回経験している歯科衛生士が少なくないという現状です。
出典:公益社団法人 日本歯科衛生士会|令和2年3月(第9回)歯科衛生士の勤務実態調査報告書
転職や現在の勤務先を変えたいと考える理由としては「給料、待遇の面」と回答する人が38.3%と一番高いポイントを占めました。
また歯科衛生士の勤務場所として9割を占める診療所勤務では、「時間に見合わない給料」が問題だと挙げられます。
女性が多い歯科衛生士という職業では、結婚・出産・育児で離職または退職してそのまま戻らないパターンの方も少なくありません。
出産して早めに復職をしたい希望があったとしても、個人経営の歯科医院では産前産後休業や、育児休業の制度がなく、退職を余儀なくされることがあります。
また歯科衛生士という職業柄かなり体力を消耗するため、母体に負担がかかってしまい、妊娠中は働くことを諦めなくてはならないケースもあるようです。
歯科衛生士の勤務実態調査報告書によると、平均年収は300〜400万円とあまり高くはない数字となっています。
待遇の面では、個人経営の歯科医院だと人手不足の問題や、土日祝日の診療などの関係で自分の好きなように休みが取れない問題も。
また人手不足の問題として、患者さんに対してスタッフが圧倒的に足りてないため、スタッフ一人ひとりの負担が大きくなってしまうケースもあります。
そのため、仕事が雑になってしまいやりがいのない仕事になってしまうことが多いのです。
出典:公益社団法人 日本歯科衛生士会|令和2年3月(第9回)歯科衛生士の勤務実態調査報告書
「歯科医院では残業が付き物である」と考える歯科衛生士さんは少なくないでしょう。
個人経営の歯科医院では、患者さんの診療が長引く、最後の患者さんが遅れてくる、急患がきた、などのイレギュラーが日常茶飯事です。
法律上では、1週間以内の残業時間が40時間を超えると残業代を支給しなければならないと定められていますが、歯科業界では「特例措置対象事業場」というものがあり、職員数が10人未満であることを条件に44時間の法廷労働時間を適用することができます。
また、給料に既に残業代込みである「みなし残業」である歯科医院も多くあるのが現状で、日々のサービス残業に不満を抱える歯科衛生士が多い理由も頷けます。
個人経営である歯科医院では、雇用主である院長と受付や歯科衛生士、歯科助手などのスタッフと少人数の環境で働く職場が多くあります。
院長や他のスタッフと相性が悪いと、複雑な人間関係やパワハラ、セクハラにストレスを抱えがちになってしまいます。
職場のコミュニケーションに1度失敗すると関係を修復することは難しく、誰とも話せないギスギスした職場に居心地の悪さを感じて、離職を選択する方も少なくありません。
ごく稀に、求人情報サイトに何年間ものあいだ記載されている歯科医院も。
常に求人が出ている理由には、「人気がない求人」であることや「入社してもすぐに辞めてしまう歯科医院」であることが多いです。
転職前から常に求人情報サイトをチェックしておくことが、転職を成功させる鍵となります。
急募求人の場合は、かなりの確率で人手不足にある歯科医院の可能性が高いです。
就職すると現場がかなり忙しく、転職したのにまたストレスがかかる生活に逆戻りしてしまうかもしれません。
求人情報をよく読み、なるべく避けたほうがベターです。
「給料が高いに越したことはない」と考える方も多いですが、給料が相場より高すぎるということは、それだけ人が来ない、またはスタッフの入れ替わりが早い職場ということが多いです。
給料の高さに食いつくのではなく、他の条件もじっくりと読んで検討することが大切です。
面接時は院長に目がいきがちですが、働いているスタッフにも目を向けましょう。
スタッフの関係性や雰囲気をよく見て、自分が働きやすそうな環境かどうかをしっかり見定めることが重要です。
そのためにも、面接にいく際はスタッフのいる時間帯を選んで行くと良いでしょう。
歯科衛生士として働いていると、歯科医院特有の悩みを持ちストレスを抱えながら働いている方が多く見られます。
自分に合わない環境だと感じたら転職を考えるのも、良い選択ではないでしょうか。
コンビニよりも歯科医院が多いと言われている中で、「自分に合った職場を見つけれる」と考えてみてはいかがでしょうか。
一度転職を前向きに考えてみて、ワークライフバランスの良い職場を見つけられるといいですね。
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