訪問歯科での歯科衛生士の仕事内容は?必要な資格ややりがいは?

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訪問歯科とは、何らかの事情により歯科医院への通院が困難な方のために、医師と歯科衛生士が患者様のもとに直接訪問し、診察を行うサービス。訪問歯科では歯科衛生士の仕事内容は、どのようなものなのでしょうか。今回は、訪問歯科の基本や歯科衛生士の仕事内容についてまとめました。

訪問歯科とは?

訪問歯科とは、何らかの理由で歯科医院に通院できない方のために、自宅や施設に赴いて歯科診療を行うことです。

歯科医師と歯科衛生士がペアとなって行動することが一般的で、主に要介護の高齢者や精神的に外出が不可能な方が多く利用されます。

近年では訪問歯科の需要も急増しており、訪問歯科を実施している歯科医院の数も増えています。

訪問歯科の診療内容

訪問歯科では、主に以下のような診療を行います。

口腔ケアや衛生指導

虫歯・歯周病の治療

抜歯

被せ物や詰め物の作成

義歯の作成

口腔リハビリテーション など

訪問歯科での歯科衛生士の仕事内容

訪問歯科での歯科衛生士は、どのような働き方をするのでしょうか。

施設や患者様と医院をつなぐ

訪問歯科では高齢者福祉施設や患者様のご自宅に訪問しますが、その依頼ややり取り、運転を行うこともあります。

なお施設からの依頼は担当のケアマネージャーを通じてが多く、施設の利用者全体の診察を行うことも。

必要な診察や道具を揃えたり、歯科医師の指示で訪問の準備を行ったりします

訪問先での診察の補助

一般的な外来診察のように、歯科医師の医療業務の補助をします。

先述した通り、訪問歯科であっても患者様に対する医療行為が行われます。

診察がスムーズに進むための補助を行うことはもちろん、器材の洗浄や事務作業なども歯科衛生士が行います

急患対応

訪問歯科では、急患対応を行うこともよくあります。

歯が痛い、突然腫れた、詰め物が取れたなどの対応を受け、イレギュラースケジュールをこなすことも。

急患対応は予定していた訪問が終わった後に行われることが多いため、夕方や夜間に向かうことが一般的です。

訪問歯科で働くのに必要な資格は?

訪問歯科で歯科衛生士として働くためには、歯科衛生士資格が当然必要です。

訪問であっても診療内容は一般的な外来診療と変わらないため、歯科衛生士として働くための資格・知識は身につけましょう。

また訪問歯科の場合、歯科衛生士が車を運転して患者様の元へ向かうことがあります。

そのため、運転免許証を持っていることも推奨されるでしょう。

訪問歯科の歯科衛生士として働くやりがい

歯科衛生士として働くやりがいには、どのような点が挙げられるのでしょうか。

患者様と深くかかわれる

訪問歯科は患者様のもとに出向いて診療を行うことから、より患者様と深くかかわることができます。

患者様の口腔に関するカウンセリングはもちろん、これからの診察内容の相談や世間話まで、たくさんの会話の機会が設けられるのは訪問歯科ならではでしょう。

常に違う環境で仕事ができる

訪問歯科は依頼を受けた場所に直接赴いて診察を行うことから、常に違う場所で仕事を行うことができます。

歯科医院内に居続けるとマンネリを感じてしまう、常に新鮮な気持ちで仕事したいという方にはおすすめです。

歯科衛生士として幅広い経験ができる

訪問歯科では、そのときの患者様の口腔環境に応じた臨機応変な対応が必要です。

イレギュラーな診療も対応できることから、歯科衛生士として幅広い経験を積むことができます。

一方で、訪問歯科の歯科衛生士は、一般的な知識をひと通り身につけている必要も。

歯科衛生士としてさらに一歩上にスキルアップしたいという方におすすめです。

まとめ

訪問歯科は、何らかの事情により歯科医院への通院が困難な方のために、医師と歯科衛生士が患者様のもとに直接訪問し、診察を行うサービスです。

歯科衛生士としてさらなるステップアップをのぞめるため、さらに上を目指したい、常に新しい環境で仕事をしたいと考えている方におすすめ。

訪問歯科への転職を考えている場合は、ぜひ歯科求人ラボにお問い合わせください。
 

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