歯科衛生士は派遣で働けるの?派遣で働くメリットとデメリット

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歯科衛生士の働き方と聞いて一般的に思い浮かべるのは、「正社員」か「パートタイム」と思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。近年の歯科業界の傾向としては、歯科衛生士でも「派遣」として働く人が増えています。一般的な会社では、派遣社員がいるのは普通だと捉えますが、歯科衛生士が「派遣」で働くというのは、聞きなれない言葉ではないでしょうか。歯科衛生士が派遣で働く上でのメリット、デメリットを交えながら解説していきます。

歯科衛生士の派遣ってあるの?

歯科衛生士の派遣は原則禁止

「歯科衛生士の派遣は違法ではないのか?」と思う人もいると思います。

一般社団法人 日本人派遣協会によると、「病院・診療所等における医療関連業務」に関する職業は、派遣は原則禁止とされています。

具体的には、医師・歯科医師・歯科技工士・保健婦・薬剤師の調剤・助産婦・栄養士・看護師・准看護師などの医療従事者が当てはまります。

出典:一般社団法人 日本人派遣協会|労働者派遣の禁止業務

派遣がOKな場合とは?

歯科衛生士の派遣は原則禁止されていますが、一定の条件を満たせば歯科衛生士をはじめ医療従事者の派遣がOKになります。

条件は以下の通りです。

紹介の予定がある派遣

病院・診療所等以外の施設で行われる業務

産前産後、育児休業、介護休業を取得済の労働者の代替業務

就業の場所がへき地や離島の病院、地域医療の確保のため都道府県であること

上記の条件を1つでも満たせば、歯科衛生士が派遣で働くのがOKになります。

派遣とパートはどちらが多く給料を貰える?

雇用する歯科医院にもよりますが、派遣の方が多く貰える場合が多いです。

直接雇用するパートタイムよりも、派遣会社を介して雇用する派遣の方が雇う際の費用が掛からないため、派遣で働く法が相場よりも多く給料が貰える場合が多いようです。

業務内容は歯科衛生士として雇用されているため、他の常勤やパートタイムで働く歯科衛生士と内容は変わりません。

また歯科医院に直接属しているわけではないため、歯科医院に関わる業務に関しては任されない場合が多いとされています。

派遣で働くメリットとは?

休みが取りやすく自由度が高い

休みの取りやすさは、パートタイムと比べても比較的取りやすいといえるでしょう。

自由に働けるのが派遣のメリットでもあり、プライベートを大切にしたい人には理想に近い働き方ができます。

派遣会社に相談できる

歯科医院で直接雇用されているスタッフの場合、働いている上でなにかトラブルに巻き込まれたり不満を抱えていたりする場合、相談するのは上司である院長や先輩スタッフなどになります。

しかし、狭い職場環境内ではなかなか相談しにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。

一方で派遣で働いている方の場合は、歯科医院との間でなにかトラブルがあった場合でも派遣会社が間に入ってサポートしてくれます

トラブルがあっても相談先があることは安心できるでしょう。

就職活動の負担が少なく済む

一般的には、転職活動は自分で求人募集を探し、気になる歯科医院に直接応募し、面接の日程を決める工程を踏まなければなりません。

しかし派遣の場合、派遣会社が希望の条件の歯科医院を提案してくれます。

労働条件や勤務形態、希望の給料など、自分では言いにくい交渉まで派遣会社がやってくれるため、転職活動の負担が少なくなるでしょう。

派遣で働くデメリットとは?

歯科医院からの手当などが受けられない

正社員やパートタイムで働く歯科衛生士が貰えるような、賞与やインセンティブ、俗にいう獲得報酬が派遣の場合は貰えません

また社員旅行に参加できなかったり、健康診断を歯科医院が一部負担して行っている場合は、その補助を受けられないことも。

しかし、なかには派遣会社が手当を支給してくれる場合があります。

派遣としての求人は少ない

歯科医院が歯科衛生士を派遣として雇用することはまだ浸透しておらず、まだまだ求人は少ない現状です。

多くの歯科医院では長く働いてくれる人材を求めているため、派遣という雇用に期間が設けられている雇用形態は、歯科医院には向いていないかもしれません。

また派遣会社との間にもお金が発生するため、敬遠する経営者が多いのも理由の1つです。

しかしなかなか求人が集まらない歯科医院など、派遣が求められている職場もあるためじっくり探してみると良いのではないでしょうか。

キャリアアップしにくい

派遣が求められていることは、その人が今持っている技術力の高さであり即戦力。

ゆえに、歯科医院として今後のスキルアップの手助けはしてくれないことが多いのです。

例えば、歯科医院内で行う勉強会の参加や、外部の講習会への参加費用の補助などは認められないことも。

なぜなら派遣社員は歯科医院で直接雇用しているわけではなく、期間限定での付き合いで、未来への投資はもちろんしてくれないと考えるためです。

まとめ

派遣で働くことに向いている人は、キャリアアップの向上よりも、収入を上げたいと考える人に向いています。

また同じ歯科医院で長く働くよりも、短期間で色々な場所で働きたいと思っている人には向いているのではないでしょうか。

メリットとデメリットについて比較して、どの働き方が自分にあっているか考えて、就職活動してみることをおすすめします。

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