【面接対策①】面接の応募方法と当日までに準備すべきこと

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歯科衛生士の就職試験である「面接」。大学病院などの就職では筆記試験が行われることもありますが、歯科医院・クリニックでは面接のみであることがほとんどです。これは逆に言えば、面接時の対応や受け答えで全てが決まるということ。今回は歯科衛生士の面接について、応募時に注意すべきことや当日までに準備すべきものを解説します。

面接に向けた準備

採用活動に力を入れている歯科医院もあれば、誰でも採用する歯科医院もあります。

スタッフの採用に力を入れていない医院は、マナーや面接内容に関わらず、面接を受けさえすれば100%採用されるでしょう。受かりやすいのは嬉しいことですが、スタッフ1人1人を大切に扱ってくれない可能性も。働き始めてからも残業を強いられたりこき使われたり、満足のいく働き方ができないかもしれません。

それに対して、採用に力を入れている医院は、面接当日のマナーや受け答えが結果を左右します。採用に力を入れているということは、スタッフ1人1人としっかり向き合っているということ。「待遇の良い職場」「働きやすい職場」と言われる歯科医院へ転職するため、面接の準備はしっかりしておきましょう。

面接の申し込み方法

歯科衛生士が転職先の面接を受けるには、働きたい歯科医院へ直接電話し応募する方法と、インターネット上の求人サイトから応募する方法があります。いずれにしろその場で面接日がおおむね決まるため、面接希望日を伝えた場合は自分の予定を空けておきましょう。

人材紹介サイトから応募する場合

「歯科求人ラボ」のような人材紹介サイトを利用する方法もあります。求人サイトでは自分から探しに行かないと求人に出会えませんが、人材紹介サイトでは給与・休日・立地など、希望を伝えるとそれに合った求人を紹介してもらえます。

また、求人サイトには無い非公開求人が多く掲載されていたり、前の職場の退職手続きから入職まで一貫してサポートしてくれたりします。 人材紹介サイトでは利用者1人1人に専任のアドバイザーがつきます。条件交渉や面接の申し込み・日程調整も含めてアドバイザーが行なってくれるため、電話応募や求人サイトからの応募のような手間はかかりません。

https://shika-labo.com/service.html

求人サイトから応募する場合

最近では歯科衛生士専用の求人サイトに限らず、一般的な求人サイトでも募集されていることがよくあります。自分の情報を入力するだけで応募が完了することもあれば、挨拶などを含めメールの作成から自分で行う必要があることも。なお、求人サイトからの応募であっても確認のために電話のかかってくることが少なくないため、応募後にかかってきた電話にはなるべく出るようにしましょう。

求人サイトからの応募では、面接希望日を第一希望から第三希望まで挙げるよう書かれていることがあります。希望日は確実に空いている日に設定するのはもちろんのこと。また、第一希望日だけでなく、第二希望日、第三希望日として挙げた日も全て手帳にメモしておき、面接日決定の連絡があるまでは念のため全て空けておきましょう。

電話で応募する場合

求人サイトなどからメールで応募するときと違い、しっかりとした準備が必要な電話応募。勢いで電話をかける前に、以下のものを準備します。

  • 応募先の歯科医院の情報
  • メモ用紙・筆記用具
  • 手帳など自分の予定が確認できるもの

電話応募では、受付にいる歯科助手や歯科衛生士が電話口に出ることが多いです。まず挨拶をした上で名乗り、担当の方がいるか伝えましょう。歯科衛生士が担当を任されていることもあれば、院長が代わって電話口に出ることもあります。担当の方が電話口に出たらもう一度名乗り、「歯科衛生士募集」の記載を見たこと、応募したい旨を伝えます。その後面接日時を決め、当日の持ち物や注意点まで聞いておきます。

基本的にその場で面接日が決定します。面接希望日を聞いてくれることもあれば、初めから指定してくることもあるでしょう。予定があり指定された日の面接が難しい場合は、謝罪をしつつその日は難しい旨を伝えて構いません。ただ調整できる予定など、可能な限り面接を優先しましょう。メモも忘れずにしましょう。

基本的には診療時間内にかけるのがおすすめ。面接希望の人が診療時間外に電話をかけると、「ホームページに書いてある診療時間さえ見てないのかな?」「就職希望先のことを何も調べていない」と思われる可能性が高いです。

履歴書

転職先の面接に履歴書を持参するよう言われた場合、余裕を持って準備しましょう。履歴書には以下のように2つの種類があります。

・JIS規格以外のもの

・JIS規格のものは一般的な履歴書

JIS規格以外のものはさまざまな種類があり、志望動機や職歴欄が大きく設定されているものなどがあります。転職先を選ぶ上で今までの歯科医院での経験や自分の強みを強調したい場合は、JIS規格以外のものを使うと良いでしょう。特にこだわりが無ければJIS規格のものを使用します。

形式など指定が無ければ、手書きで作成してもパソコンで作成してもどちらでも良いです。手書きで作成した場合、途中で間違えてしまった場合は基本的にやり直しとなります。修正テープなどは使用しないでください。パソコンは何度でも修正ができ、今後また転職することになっても一部を変更するだけで良いので簡単です。ただ写真は実物があってもデータ化しないと貼り付けることができず、少しだけ手間に感じるかもしれません。

服装・身だしなみ

履歴書の準備ができたら、残すは服装と身だしなみの準備です。新卒の歯科衛生士と違って、硬すぎたり暗いイメージを持たれたりしても良くありません。白のブラウス+清潔感のあるパンツなど、スーツに限らず歯科医院の雰囲気に合わせて服装を選びましょう。素足ではなくストッキングを履くようにし、破れたときのために替えのストッキングも持参することをおすすめします。

なお、服装は私服で良いと言われた場合も、デニムパンツやサンダルなどは控え、清潔感のある服装を選びましょう。

• 白

• 黒

• ネイビー

私服であっても、全体の色合いを上記の色でまとめると清潔感が出ます。いずれにしろ服装に自信が無ければスーツを選べば間違いありません。

髪色が明るかったり根元・生え際が違う色になっていたりする場合は、面接の1〜2週間前に染色しましょう。髪の長さは短くても長くても問題ありませんが、長い場合は1つに束ねて行きます。どの歯科医院においても、歯科衛生士という職業柄清潔感を求められることに変わりはありません。 当日は濃いメイクと同様、ノーメイクも良くありません。顔色が悪く見えないよう、チークや口紅の色にも注意しましょう。ピアスやイヤリングはしない方が無難です。

面接当日だけでなく準備も大切

前日までにしっかり準備をしておけば、当日予想外のことが起きても落ち着いて対応できます。必要なものが無ければ購入しておくなど、余裕を持って対応しましょう。

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