お役立ち情報
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歯科医院での面接は、一般企業でのそれに比べて競争率の高くないことも多く、フランクな雰囲気で行われることもしばしばあります。ただ院長やスタッフは、基本的に面接を受ける人のその日の様子しか見ることができません。そのため当日の振る舞いが大きな判断材料となります。面接へ向けた努力が無駄にならないよう、準備をしっかりして臨みましょう。
まずは面接当日の持ち物を紹介します。
■■面接の持ち物チェックリスト
• 履歴書
• クリアファイル
• メモ帳・筆記用具
• 携帯電話
• 財布
• 腕時計
• スケジュール帳
• ハンカチ・ティッシュ
• ストッキングの予備
気の利く歯科衛生士はどの職場においても評判の良いもの。準備をきちんとしていると、「細かい部分まで気の利く人だな」「抜かりなくしっかりしている人だな」というイメージを与えられます。
あらかじめメールで提出している場合も、念のため原本を持っていくと良いでしょう。履歴書の日付や情報が以前のものではなく、最新のものになっているか再度確認して印刷します。
意外と使うのがクリアファイルです。履歴書を折り曲げて持っていく方はいないと思いますが、歯科医院側から何か書類を渡されたときに目の前で折り曲げるのはマナー違反。クリアファイルを持参していればスマートです。 もしクリアファイルを忘れてしまい、受け取った書類を曲げざるを得ない場合は一言断りましょう。クリアファイルに入れても入れなくても、書類を折り曲げる必要の無いようA4サイズの入るカバンで行くのがベストです。
面接時にいつから働くことができるか、次回いつごろ来院できるかなど日程について問われることがあります。普段は携帯電話のアプリでスケジュール管理していても、面接時だけは紙のスケジュール帳を持っていきましょう。面接中に携帯電話を開くのはマナー違反です。仮に院長やスタッフが携帯電話を開いて日程を確認していても、自分は紙のスケジュール帳を開くようにしましょう。
スケジュール帳はメモ帳代わりにもなります。次回来院時の持ち物や、出勤当日までに準備しておくものなどを指示されるかもしれません。忘れないようメモするのはもちろんのこと、メモを取るという姿勢を見せることで「しっかりしている人だな」と思わせることができます。
携帯電話を開いてメモを取ったり、ましてやメモを取らなかったりといったことは避けましょう。ボールペンなどの筆記用具も派手なものではなく、シンプルなものをおすすめします。
歯科医院では患者さんのためにスリッパが用意されていますが、当然のようにそれを使うのは良くありません。ナースシューズや院内履きを持参し、そちらを履くようにしましょう。院長やスタッフから患者さん用のスリッパを使うよう言われれば利用してOKです。
なお、もし自分のためにスリッパが用意されていたら一言断った上で利用しましょう。例えば診療時間外に行われる面接で、入り口にスリッパが出してあるなどです。この場合は歯科医院側がわざわざ用意してくれたにも関わらず、頑なに自分の院内履きやナースシューズを利用しようとするのはかえって良くありません。
こういった細かな部分の振る舞いは、院長よりも歯科衛生士などのスタッフに見られていることが多いです。院内履きやナースシューズを持参していれば、スケジュール帳と同様「気配りができそう」「準備をしっかりしている人だな」と思われるかもしれません。
携帯電話はあえて準備しなくても、普段から持ち歩いている人がほとんどでしょう。ただ面接当日は、歯科医院への重要な連絡手段となります。面接へ向かっている途中に電車の遅延や道路の渋滞が起こり、面接時間に間に合わないことがあるかもしれません。そういった場合に携帯電話が無いと、「連絡も無く遅刻する人」というイメージを持たれかねません。
このイメージは働き始めてからのイメージにも繋がるため、忘れずに携帯電話を持参しましょう。何かあったときにすぐ連絡できるよう歯科医院の電話番号を登録しておいたり、充電をしっかりしておいたりすることも大切です。
財布も携帯電話と同様、あえて準備しなくても持ち歩いている人が多いでしょう。キャッシュレス化が進み電子マネーの入った携帯電話しか持ち歩かないという方も、面接当日は現金の入った財布を持ち歩きましょう。
キャッシュレス化は進んでいるものの、現金しか使用できない場面は今も多くあります。面接に遅刻しそうでタクシーに乗ったが現金しか使えない、面接前にのどがカラカラで水を買いたくても現金しか使えないといったことは十分に起こり得ます。
スケジュールと同様、面接中に時間を確認するため携帯電話を見るのは良くありません。普段から腕時計を着用している方であれば忘れず着用できますが、そういった習慣の無い方は前日までにカバンに入れておくと安心です。なお腕時計は派手すぎないものを選びましょう。シルバーや革製のものが無難です。
スーツで面接に行くときや、私服でも足が出る場合はストッキングを着用しましょう。ストッキングはちょっとした衝撃でも伝線しやすいもの。面接へ向かう途中に伝線してしまうことも少なくありません。ストッキングの予備を1つでもカバンに入れておけば安心です。
持ち物をしっかり準備したら、当日歯科医院に着いてから好印象を与える振る舞いを知っておきましょう。
■■当日心掛けること
• 時間に余裕の持った行動
• 笑顔で挨拶
• ハキハキ相手に届く声
また、以下を気を付けることで相手に与える第一印象が大きく変わります。せっかく準備をしてきても、第一印象が良くないだけで「不採用」に繋がることもあるので気を付けましょう。
当然ですが、面接時間に遅刻するのはマナー違反です。寝坊などはもってのほかですが、電車の遅延や渋滞による遅刻であっても良い印象は持たれません。遅刻した理由を聞いてくれることはなく、「遅刻した人」という事実だけが残ります。言い換えれば、電車の遅延など自分には原因の無い遅刻であっても、寝坊による遅刻などと同じにされてしまうということです。 面接でこのような悪い印象を与えないために、時間には余裕を持って行動しましょう。
仮に、面接に遅刻してしまいそうなときは、わかった時点ですぐに電話連絡をし、面接時にも一言謝罪を入れましょう。
初めて行く歯科医院であれば、現地で迷う可能性も十分にあります。電車などで行く場合は最寄り駅から歯科医院までの経路や、徒歩何分かかるかなどを調べておきましょう。例えば最寄り駅から徒歩5分の歯科医院であれば、20〜30分前に最寄り駅に着く電車であれば安心です。
ただ歯科医院へそのまま行くのはNG。早すぎる到着はかえってマナー違反となるため、早めに到着した場合は近くのカフェなどで過ごし、約束の10分ほど前に歯科医院に着くようにすると良いでしょう。
笑顔でしっかり挨拶したり、ハキハキ相手に届く声で話したりするのも好印象を与えます。歯科衛生士は歯科医師よりも患者さんとの距離が近く、コミュニケーション能力を問われることも多いです。そのため面接の内容より、笑顔や話し方などの雰囲気を見られていることも。面接中は覚えてきた内容を頑張って話そうとするよりも、振る舞いを気にかけた方が上手くいくのかもしれませんね。
面接の前日にはきちんと前準備を行い、面接先の情報を事前に調べておきましょう。当日、下調べをしないで伺ってしまうと、急な質問に焦ってしまい本来の良さが発揮できないこともあるでしょう。
面接当日は、余裕を持って受け答えができるように心掛けることで、自分本来の良さを引き出せる有意義な時間が作れますよ。
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