【歯科衛生士の履歴書①】基本ルールと各欄の書き方・注意点

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転職活動の基本である履歴書。面接当日に持参するよう言われることもあれば、あらかじめメールで送るよう言われることもあります。今回は履歴書記載の基本的なルールと、記入欄ごとに分けて詳しく説明します。

履歴書の基本ルール

まずは履歴書の基本的な3つのルールを解説します。

手書きでもパソコンでもOK

「履歴書は手書きで作成しなければいけない」という決まりはありません。「手書きの方が丁寧さをアピールできる」と言われることもありますが、手書きの場合一ヶ所でも間違えると、訂正印や修正テープなではなく一から書き直さなければいけません。そのため時間や手間がかかったり、面接の度に履歴書を買い足す必要があったりします。

それに対して履歴書のパソコン作成であれば、何度でも修正することができます。転職先に悩んでおり歯科医院をいくつか受けるときでも、志望動機欄を歯科医院に合わせて書き直すだけでOK。余計な時間や手間がかかりません。字の綺麗さや丁寧さに自信があり売りにしたいときなどは、手書きで作成すると良いかもしれませんね。

全ての欄を埋める

履歴書に用意された記入欄は全て埋めるようにしましょう。空欄があると、採用側は書くことが無いのか記入を忘れたのかの判断がつきません。また雑でやる気の無いイメージを持たれてしまうこともあるため、全ての欄に何かしらを記入すべきであることを覚えておきましょう。なお資格が無いのに無理に書いたりわざわざ取得したりする必要はありません。書くことが無い場合は「特になし」あるいは「なし」と記載します。

略字・略語・話し言葉は使わない

履歴書においては、略字・略語・話し言葉の使用は控えましょう。普段使っている言葉が正式なものではなく、略語であることも多いため注意が必要です。

・「歯科衛生士」を「衛生士」と書く

・「歯科医師」を「ドクター」と書く

・「◯◯高等学校」を「◯◯高校」と書く

・「濱崎」を「浜崎」と書く

一般的な企業に比べてフランクな雰囲気で行われることも多い歯科医院の面接ですが、上記のような言葉の使用は基本的な常識がなっていないと思われたり、丁寧さに欠けると思われたりすることも。

歯科衛生士の履歴書の書き方

今回は、一般的な履歴書の構成をもとに、前半部分の基本情報、学歴・職歴、免許・資格の書き方・注意点を解説します。

基本情報の書き方・注意点

この項目で記載する内容は以下の通りです。

・日付

・氏名

・生年月日

・性別

・証明写真

・住所

・連絡先

履歴書の日付欄には、履歴書を書いた日ではなく履歴書を提出する日あるいはその前日の日付を記載します。ただ歯科衛生士の転職では履歴書を提出する日=面接日であることが多く、面接当日の日付を記載すると「当日の朝に焦って履歴書を準備したのかな?」と思われることも。そのため歯科医院での面接に履歴書を持参する場合は、面接日の前日の日付を記載しておくと良いでしょう。

また履歴書に貼付する証明写真は、以下のようなものを使用します。

・カラー写真

・サイズ:縦3.6〜4.0cm・横2.4〜3.0cm

・面接を受ける日から3ヶ月以内に撮影したもの

・胸から上を正面から撮影したもの

履歴書に貼付する写真は、スピード写真や写真スタジオなどで「履歴書用」と伝えればそのサイズで撮影してもらえます。自身で撮影・印刷する場合などはサイズに注意しましょう。

なお履歴書をパソコンで作成する場合は写真のデータか、写真の実物がある場合はスキャンするなどしてデータ化し貼付します。履歴書を手書きで作成する場合は、間違えて書き直しになることを考え、履歴書全体が完成してから貼り付けると良いでしょう。

念のため写真の裏に名前も書いておくと親切です。これは履歴書を歯科医院側へ渡した後、写真が剥がれてしまったときに誰の何の写真かわかるようにしておくためです。このようなトラブルが起こることはほとんどありませんが、実際に起こったときに評価をグンと上げるのがこういった細かな気遣いです。

加えて、住所を記載するときはアパート・マンション名も忘れずに書きましょう。地域によっては隣接する建物が番地まで同じであることも。そのためアパート・マンション名を書いていないと、合格通知など重要な書類が届くときに他の住居へ郵送されてしまう可能性があります。

学歴・職歴の書き方・注意点

学歴・職歴欄に共通して言えるのは、「年月日の書き方を統一する」ということです。「2000年」と書いたり、「平成12年」と書いたりせず、西暦か元号のどちらに統一して書きましょう。

なお令和の初めの年は「令和1年」ではなく「令和元年」と記載するのが正しいです。平成31年は2019年4月30日までで、2019年5月1日からは令和元年となります。平成31年も令和元年も同じ年ですが、その前後で転職した場合などは月によって元号の記載を変えましょう。面倒であれば「2019年」と西暦記載にしてしまってもOKです。

基本的に、学歴の始まりは高校から。義務教育である小学校や中学校は履歴書に記載しなくて良いです。学校名は省略せず、正式名称を記載します。先述の通り、「高校」は略語であるため「高等学校」と書きましょう。このように普段から使用している言葉が略語であることも多いため注意が必要です。 また高校は普通科・理数科など、歯科衛生士という仕事とは関係の無いことがほとんど。そのため高校名の記載だけで良いですが、大学や専門学校など歯科衛生士という仕事に関わる部分は、学部名や学科名などまで詳しく書きましょう。

職歴においても、歯科医院・クリニック名は略さず正式名称で記載しましょう。一般企業であれば従業員数や配属された部署、担当部門なども併せて記載しますが、歯科衛生士の転職においては院名を書くだけでOKです。入社・退社ではなく「◯◯クリニック 入職」「◯◯クリニック 退職」と入職・退職で書くと良いでしょう。最後の勤務先を書いた行の次の行には、「現在に至る」あるいは「以上」と書き添えると丁寧です。

免許・資格の書き方・注意点

学歴・職歴欄と同様、年月日は西暦か元号かどちらかで統一しましょう。免許・資格名についても正式名称で記載します。よくある免許・資格の正式名称は以下の通りです。

<書いてはいけない略字・略語・話し言葉の例>

・歯科衛生士:歯科衛生士免許

・自動車免許:普通自動車第一種運転免許(AT限定)

・英検:実用英語技能検定◯級

・漢検:日本漢字能力検定◯級

歯周病の認定歯科衛生士やホワイトニングコーディネーターといった資格を持っている場合もこちらに記載しましょう。こういった認定資格は転職の際に有利に働くことも。例えば審美歯科の認定資格を持っていながら小児歯科へ転職するなど、一見関係の無さそうな場合でも忘れずに記載しましょう。業務に直接関係が無くても、「目標に向かって努力を続けられる」「向上心がある」などのアピールに繋がります。また取得中の免許・資格も併せて記載してOKです。

次回は履歴書の後半部分である志望動機、趣味・特技、本人希望欄について詳しく解説します。まずは履歴書で好印象を持たれるよう、併せて確認してみてくださいね。

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