歯科衛生士に向いている人・向いていない人の特徴

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歯科衛生士は適職?歯科衛生士に向いている人・向いていない人の特徴

働いているうちに「自分は歯科衛生士に向いてないのかな?」と感じることはありませんか?実際に向いていなくても歯科衛生士をやめる必要はなく、また歯科衛生士として活躍する道は歯科医院以外にもあります。本記事では私が臨床を経験して感じた、歯科衛生士に向いている人の特徴・向いていない人の特徴を解説します。

歯科衛生士に向いている人の特徴7つ

①コミュニケーション能力が高い

「歯医者は苦手」と言う患者さんは少なくありません。歯科に対してマイナスイメージを持っていても、痛みがあるため仕方なく来院したという方は多いです。患者さんの気持ちに寄り添い、不安を取り除いてあげることも歯科衛生士の仕事。そのような場面で人見知りをしていると、患者さんはさらに不安を感じてしまうでしょう。また受付や患者誘導・声かけ、歯科保健指導など、歯科衛生士は患者さんと関わる機会が多くあり、コミュニケーション能力が試されます。

②物事を先読みする力がある

歯科衛生士業務の1つとして、歯科医師の診療補助があります。治療の流れを理解した上で歯科医師の動きを把握し、先読みすることでスムーズな診療補助が行えます。診療補助がスムーズだと治療自体も円滑に進み、結果的に患者さんのチェアタイムを短縮させ負担を軽減することに繋がります。

③臨機応変に対応する力がある

歯科医院にはさまざまな患者さんが来院します。規模の大きい大学・総合病院ならなおさら。また患者さんの急変などにより、瞬時に状況を判断し素早い行動を求められることもあります。このように患者さん1人1人の人柄やその時々の状況に合わせて臨機応変に対応する力は、歯科衛生士として働く上で重要です。

④手先が器用

例えば歯のクリーニングは、小さな器材を使って歯の汚れを隅々まで落としていくもの。歯周ポケット検査は、数mmの深さしかない歯周ポケットに器材を入れ、その深さを測っていくものです。このようにお口の中というとても狭い場所で細かい作業を行うのが歯科衛生士であり、常に手先の器用さが求められます。

⑤協調性がある

歯科衛生士が臨床現場で関わるのは、職場によっては歯科医師だけでなく医師、看護師、薬剤師などさまざまです。このようにチーム医療の中で働く歯科衛生士にとって、協調性は欠かせません。規模の小さい歯科医院でも、スタッフ数が少ないとより協調性を求められるでしょう。

⑥清潔感がある

見た目に清潔感のない人に診てもらいたくないですよね。歯科衛生士はお口の中に触れる仕事のため、清潔感は患者さんからの信頼にも繋がります。

⑦向上心を持っている

医療は日々進化を続けています。患者さんに最適な医療を提供するためには、それに合わせた知識・技術の向上が求められます。歯科衛生士としての経験を積みさまざまな業務をこなせるようになっても、現状にうぬぼれず向上心を持ち続けられると良いでしょう。

歯科衛生士に向いていない人の特徴3つ

①根気良く作業を続けられない

歯科衛生士の仕事は細かい作業の繰り返しです。歯の隅々まで汚れを落とす作業を、お口の中という限られた空間の中で行います。大雑把だったり根気良く作業を続けられなかったりすると、かえって患者さんの虫歯・歯周病リスクを高めることになりかねません。そのため細かい作業が苦手だったり極端に不器用だったりすると続けにくいでしょう。

②周りが見えない

歯科医院では現場の状況に応じて、自分の仕事だけでなく周りも見ながら動く力が求められます。現場の状況に合わせて臨機応変に動けることは、患者さんが急変したりトラブルが起こったりしたときにも重要なこと。自分のことでいっぱいいっぱいになり、周りの状況が見えていないと、診療もスムーズに進みません。

③マイペースすぎる

歯科医師の診療補助を行うとき、自分のペースではなく歯科医師のペースに合わせて動く力も必要です。歯科治療の中には、きっちり時間を計る必要があったり、スピーディーさが必要だったりするものもあります。

また予約でいっぱいの歯科医院などは、次から次へとやって来る患者さんに対応しつつ、自分の仕事もこなし、歯科医師の指示も受けながら動かなければいけません。そんな中マイペースにゆっくり動いている歯科衛生士がいると流れが滞ってしまいます。

歯科衛生士の経験を生かして企業で働く

一般企業ではなく歯科関連企業であれば、歯科衛生士という資格や経験を生かすことができます。歯科用品の営業や商品開発であったり、セミナーを行なったりするのが主な仕事内容です。

基本的には土日休みであることが多く、勤務時間も固定されていることが多いでしょう。大学・総合病院などのように、賞与や福利厚生が充実していることも多いです。

ただ歯科関連企業で働くと、歯科医院のときのように患者さんと直接関わる機会は大きく減ります。 なお歯科医院で働く歯科衛生士ほど採用枠がないため、企業への転職を考えている場合は採用の時期などを早めに調べておきましょう。

誰にでも苦手な分野はある

歯科衛生士に向いている特徴全てを兼ね備えている人はほとんどいません。そのような人は歯科衛生士でなくても活躍できる人であり、逆に言えばどれだけ経験年数を積んだ歯科衛生士でも、苦手な分野はあるということです。

自分の苦手に気付いた人は努力してきたか、他の分野で自分の良いところを見つけて乗り越えてきているのです。

仮に歯科衛生士に向いていない特徴全てに当てはまっても、努力すれば解決する部分は多くあります。歯科衛生士に向いていないと感じたからと言って、仕事をやめる必要はありません。

長く続けられる職場の選び方とは

■給与・賞与

■休日・休暇

■診療時間(出勤時間は早いか遅いか・何時に帰宅できそうか)

■院内・他スタッフの雰囲気

■立地・勤務地

■教育制度 など

長く働くことを想定したとき、上記の中から自分が最も大切にしたい・譲れないこと、逆にさほど気にしないことなど優先順位を決めてみましょう。

例えば院内の雰囲気にはこだわらず給与・賞与だけを求めるのであれば、比較的見つけやすいでしょう。休日・休暇が確保されていたり診療時間が短かったりすると、プライベートの時間もしっかり確保できそうですね。

その代わり給与・賞与は見込めないかもしれません。また少し自宅から離れていても院内の雰囲気が良く楽しく働けそうなど。

このように全てが自分の希望通りという職場は多くないため、自分の中で大切にしたい・譲れない部分は決めておくと、長く働きたいと思える職場に出会えるかもしれません。

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