歯科衛生士は何歳まで働ける?就職できる年齢や定年について

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歯科衛生士は長く続けられる職業の一つ。

しかし歯科医院には若い人しかいないというイメージもあり、実際に何歳まで働けるか気になる方も多いでしょう。

そこで今回は、歯科衛生士は何歳まで働けるのか、就職や転職ができる年齢などについて詳しく解説します。

歯科衛生士の資格取得には年齢制限がない

歯科衛生士の資格の取得には年齢制限がありません

そのため40代・50代からでも歯科衛生士になることができます。

国で定められた専門学校や大学に通学し、国家試験に合格すると「歯科衛生士」の資格を取得することができます。

専門学校の中には夜間部を設けているところもあり、昼間は歯科助手として働きながら歯科衛生士の資格を取得する方も多いです。

歯科衛生士は何歳まで働ける?

歯科衛生士の免許は、年齢による返納の義務がなどはありません

そのため歯科医院が定年制度を導入していても、その範囲内で目一杯働くことができます。

定年制度を導入していない歯科医院では、65歳を超えても働き続けることが可能です。

歯科衛生士の平均年齢

歯科衛生士の平均年齢は年々上昇しており、若い人が多いというイメージはなくなりつつあります。

厚生労働省が2019年に発表した賃金構造基本統計調査によると、正社員で働く歯科衛生士の平均年齢は34.9歳でした。

2010年の調査では平均年齢は33.3歳であり、およそ10年で歯科衛生士の平均年齢が上昇していることが分かります。
(参照:e-Start|賃金構造基本統計調査 職種DB第1表

働いている歯科衛生士の年齢層

以下の表は年齢階級別にみた就業歯科衛生士の人数です。

年齢割合(人数)
20歳未満 11.0%(14,654人)
25~29歳 13.4%(17,737人)
30~34歳 13.7%(18,190人)
35~39歳 13.0%(17,220人)
40~44歳 14.3%(18,992人)
45~49歳 13.3%(17.568人)
50~54歳 10.3%(13,654人)
55~60歳 6.5%(8,565人)
60~64歳 2.9%(3,894人)
65歳以上 1.6%(2,137人)

(参照:平成30年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況 図8 年齢階級別にみた就業歯科衛生士・歯科技工士

表からわかる通り、50歳を超えても歯科衛生士として働いている方は20,000人以上います。

このことから歯科衛生士は50歳以降も続けられる職業であり、長く働ける職業の一つであるといえます。

歯科衛生士は年齢に関係なく転職しやすい

転職となると年齢を気にされる方も多いですが、歯科衛生士は年齢に関係なく転職しやすいです。

その理由としては以下のことが挙げられます。

資格取得に年齢制限がない 歯科衛生士は常に不足している 活躍の場が広がっている それぞれ詳しく解説します。

資格取得に年齢制限がない

歯科衛生士の資格は年齢による制限がなく、1度取得すると一生働ける資格です。

そのため女性に人気の資格で、40代・50代から専門学校や大学に通う方も少なくありません。

また他業種から歯科衛生士に転職する方も多いです。
例えば接客スキルは診療に生かすことができるため、サービス業からの転職でも年齢を問わず積極的に雇う歯科医院もあります。

歯科衛生士は常に不足している

歯科衛生士は全国的に不足しているといわれ、2018年度の有効求人倍率は21.0倍とかなり高いです。

有効求人倍率は求職者1人につき、何件の求人があるかを表します。

つまり歯科衛生士1人につき21件もの求人があり、歯科衛生士が不足している歯科医院では年齢を問わずに採用する歯科医院も多いです。
(参照:平成30年一般社団法人 全国歯科衛生士教育協議会 歯科衛生士養成教育に関する現状調査

活躍の場が広がっている

歯科医院だけでなく例えば介護施設や訪問歯科など、歯科衛生士の活躍の場は広がっています。

日本は2007年に超高齢社会を迎えており、今後も高齢者の人口は増えていくと考えられています。

口腔内の健康と健康寿命は深く関係しており、直接口腔ケアを行える歯科衛生士が福祉施設や訪問歯科で必要とされています。

歯科衛生士の定年と定年後の働き方

歯科衛生士の平均年齢は上昇傾向にありますが、若いうちに一度定年について考えておくと良いでしょう。

定年とは

定年とは、企業に勤務する従業員が決められた年齢を過ぎたら退職するという制度です。

定年退職の年齢は60歳が一般的でしたが、2013年に「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(高年齢者雇用安定法)」が改正され、定年を65歳に引き上げる企業も増えてきています。

これは歯科医院においても同様です。

歯科衛生士の定年

歯科医院によって、定年制度を導入しているところと導入していないところがあります。

後者では65歳を超えても歯科衛生士として働くことができます。

勤務先の歯科医院に定年があるかどうかは就業規則に書かれていることが多いため、一度確認してみると良いでしょう。

定年後の働き方

定年後に再就職を希望する方は、定年制度のない歯科医院に再就職することになります。

しかし体力的な理由から、常勤ではなく非常勤やパートとして働く方が多いです。

また福祉施設や訪問診療で働く道もあります。

将来のためにしておくべきこと

歯科衛生士として数年先のことは考えられても、定年のことまで考えられる方は多くないでしょう。

そこで、歯科衛生士として将来のためにしておくべきことをご紹介します。

日頃から健康管理に気をつける

若いうちは体力があるため、多少無理をしても乗り切ることができます。
しかし年齢が上がるとそうはいきません。

歯科衛生士の仕事は意外と体力が必要であるため、長く働き続けるには日頃から健康管理に気をつけましょう。

バランスの取れた食事を取ったり運動で体力をつけたりして、規則正しい生活を心がけます。

キャリアアップを目指す

例えば認定歯科衛生士ケアマネージャーの資格を取得しておくと、転職が有利になったり昇給につながったりすることがあります。

認定歯科衛生士は、高い専門性と技術を持っているとして各学会から認められた証拠です。

またケアマネージャーは、要介護者に対し介護保険サービスを受けられるようにマネジメントする仕事です。

他にもインプラント専門歯科衛生士や認定矯正歯科衛生士などさまざまな資格があるため、自分の得意分野に特化した資格を取得するのも良いでしょう。

将来を見据えた転職をする

長く勤められるような歯科医院に勤務することは、将来にとって大切なことです。

例えば子どもを望んでいるのであれば、産休・育休制度が整った歯科医院に転職するのも良いでしょう。

他にも厚生年金があるところとないところでは、将来もらえる年金の金額が大きく異なります。

このように将来を見据えて歯科医院を選ぶことも重要です。

まとめ

歯科衛生士は長く働くことができる魅力的な職業です。

歯科衛生士不足解消のため、歯科医院側も福利厚生・社会保険の充実や産休・育休制度の導入などさまざまな取り組みを行なっています。

このことから、今後はさらに50歳以上の歯科衛生士も増えてくるでしょう。

20年後、30年後を「まだ先のこと」と捉えず、若いうちから歯科衛生士としてのキャリアプランを立てておくと、将来も選ばれる歯科衛生士を目指せそうです。

 

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