お役立ち情報
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新卒や第二新卒で入社してきた歯科衛生士の指導に悩んでいる、という先輩歯科衛生士さんは多いのではないでしょうか。どのように指導すれば優秀に育つのか、自分の指導のせいで失敗したらどうしよう、と悩むこともあるでしょう。今回は、後輩指導に関する歯科衛生士の悩みについて解説します。後輩指導がうまくいかない歯科衛生士は、ぜひ参考にしてください。
歯科衛生士として勤務していると、いつかは「教えられる側から教える側」へと変わっていきます。
担当別に指導している医院では「別のスタッフが指導している後輩は順調に成長している…」と焦りを感じることもあるでしょう。
実は、上手に後輩を指導する歯科衛生士には共通する特徴があります。
よい指導者に多い特徴はどのようなものなのか、詳しくみていきましょう。
後輩の歯科衛生士と上手にコミュニケーションを取りながら指導している先輩は、歯科衛生士として・人間としての魅力があります。
言っている内容や行動に一貫性があり、適切な内容で指示できていることが多いです。
さらに、人当たりがよく患者さんからの人気も高いケースも多いでしょう。
「この先輩のようになりたい」「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるような歯科衛生士になることが大切です。
歯科衛生士として十分な知識や経験がある場合、後輩がつまずくポイントも把握できます。
具体的な例を挙げながら、後輩がイメージしやすい説明を意識することができるのです。
また、知識や経験が豊富な歯科衛生士は発言に説得力があるため、後輩が理解しやすいといった面もあるでしょう。
先輩らの説明が不十分であったり、結局解決しなかったりすると、後輩からの信用が薄れていくことも。
教える立場として、もう一度基礎を見直してもいいかもしれませんね。
自分の仕事をこなしながらもしっかり後輩の状況も気遣いながら指導している先輩は、後輩からの人気が高い傾向にあります。
自分のことを考えて指導してくれる先輩がいると、やる気になったり、きちんとしないと!と意欲が湧いてくることがありますよね。
忙しくなると何かと放置されがちな後輩は、熱意をもって指導してくれる先輩に親しみを感じ、発言のひとつひとつを真剣に聞くようになるでしょう。
指導がうまくいく具体的な例が気になる歯科衛生士も多いのではないでしょうか。
歯科衛生士の後輩指導では、以下のようなポイントを意識してみましょう。
誰でも失敗ばかりを指摘されていると、自信を失ったり意欲をなくしたりするものです。
大切なのは、できていないことばかりを指摘するのではなく、達成できていることも適切に評価してあげることです。
後輩歯科衛生士ができている部分を褒めることで「きちんと見てくれている」と感じ、良好な信頼関係の構築に役立ちます。
また、新人のうちは先輩からのちょっとした一言が自信につながります。
よい点・悪い点の両方をうまく伝えて、上手に指導しましょう。
歯科衛生士になりたてのころは、いくら養成学校を卒業しているといってもスムーズに業務ができるわけではありません。
医院のやり方や方針に慣れるまでは、少し待ってあげる余裕を持ちましょう。
たくさんのことを覚えさせようと一度にたくさんのことを詰め込ませてしまうと「一度でこんなに覚えきれない」「間違ったらどうしよう」とプレッシャーを感じさせてしまいます。
適度な緊張感は必要ですが、無駄な圧力は必要ありません。
メモを取る時間や質問する時間を適度に設けてあげると、後輩の歯科衛生士もリラックスして業務に取り組めるでしょう。
後輩や新入社員によく見られるのは、先輩や院内の雰囲気を見て「遠慮する」ことです。
院内がバタバタしていたり、先輩同士が雑談をしていると、質問したい内容があっても声をかけづらくなります。
分からないまま業務を進めてトラブルを起こしてしまう可能性もあるでしょう。
常に気を配ることは難しいですが、時間があるときは「質問があれば遠慮なく声をかけてね」「分からないことは残っていない?」などと、声かけをして相談しやすい環境を作りましょう。
どんなに優秀な歯科衛生士でも、時には失敗してしまうこともあります。
そんなときに、失敗を責めたり代わって対処してあげるのではなく、対処法を一緒に考えたり過去の例を参考に教えてあげるのがよいでしょう。
万が一、患者さんに対して重大な失敗をしてしまっても、その後の対応次第では丸く収まることも少なくありません。
ここでは、焦って悪化させない方法や、まずは冷静になることを伝えてあげましょう。
後輩指導をしていると、何度も同じ失敗を繰り返し改善が見られない歯科衛生士に悩むこともあるでしょう。
最初はある程度こちらから道を示してあげると、スムーズに成長することが多いです。
失敗を繰り返す後輩の指導に悩んでいる方は、以下のようなポイント意識するとよいでしょう。
同じ失敗を繰り返す後輩には、業務の流れが分かっていない、効率を考えていないなどの特徴があります。
最初から物覚えがよく、効率的に動ける歯科衛生士もいますが、中には忙しくなると焦ってしまう歯科衛生士もいます。
診療の流れを細かく伝え、どのようなスケジュール感で動けば効率がよいのか、実践を交えながら教えるとよいでしょう。
最初から丁寧に指導しておくと成長も早く、あとは見守るだけでよくなります。
バタバタと忙しい医院では少し難しいかもしれませんが、いつまでも同じ失敗をさせないためにも、きちんと指導してあげましょう。
毎日の業務や目の前の業務をなんとなくこなしている歯科衛生士も、なかなか成長できません。
いつまでも同じ失敗を繰り返し、「なぜ失敗してしまうのか」が分からないというケースも少なくありません。
一日の患者来院数が多い医院に、このような歯科衛生士が多く見受けられます。
とにかく数をこなさなければ医院が回転しないので、よく分からないまま業務をこなす歯科衛生士が多いようです。
改善させるためには、業務や診療の目的や意味を言えるように指導する必要があるでしょう。
「なぜ」を考えさせることで、それに伴う行動や目的が分かるようになります。
後輩の歯科衛生士に「今さら聞けない」「こんなことも分からないのかと思われそう」と思わせてしまうと、いつまでも改善の見込みがありません。
分かっていなそうだなと感じることがあれば、一緒に解説してあげるほうがスムーズに上達することが多いでしょう。
分からないことが分からない後輩に関しては、疑問に思うことは小さなことでも質問させるクセをつけさせましょう。
そのためには、先輩衛生士がスキマ時間に声をかけてあげるなどの気遣いも必要です。
歯科衛生士の上手な後輩指導について解説しました。
スタッフみんなで気持ちよく働くためにも、上手に指導して短期間で成長してもらいましょう。
先輩だからと威張るのではなく、一緒に学んでいくくらいの姿勢だと、後輩歯科衛生士も心を楽にして業務にあたることができるかもしれませんね、
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