【学生必見】歯科衛生士になるための実習とは?なぜ必要なの?

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歯科衛生士になるために行われる実習には、基礎実習・臨地実習・臨床実習の3種類があります。それぞれ異なる内容の実習を行いますが、歯科衛生士になるための実習にはしっかりと意味があります。今回は歯科衛生士になるために実習が必要な理由や、実習の種類について、実習において大切な姿勢について解説します。

歯科衛生士になるために実習が必要な理由

歯科衛生士になる前に行う実習には、さまざまな理由があります。

歯科衛生士技術の習得

実際に現場に出たり技術を確かめることで、歯科衛生士としての技術の習得につながります。

歯科衛生士のスキルは頭で理解していても、実際に実行に移せないと意味がありません。

また歯科衛生士の仕事は多岐に渡るため、さまざまな技術を学びながら柔軟に対応する必要があります。

実習では、こういった歯科衛生士の技術取得を目的とします。

習ったことを活かす練習

実習は、授業で学んだことが実際の現場ではどう活きるのかを試す、練習の場でもあります。

歯科衛生士となり患者様の前に立つと失敗が許されませんが、学生の間は実習を通して何度もトライアンドエラーを繰り返すことができます。

学んだ技術の確認や器具の使い方などは、実習を通して理解を深めることができるでしょう。

コミュニケーション能力を磨く

歯科衛生士は、患者様としっかりコミュニケーションを取ることも大切です。

実習では実際に患者様とやり取りを行う機会もあるため、コミュニケーション能力を磨くこともできます。

また患者様だけでなく、医師や歯科衛生士といった周りのスタッフと協力する方法も学ぶことができるでしょう。

現場での働き方を学ぶ

実習は、歯科衛生士としてデビューする前に現場に立てる貴重な機会です。

現場の歯科衛生士がどのような働き方をしているのか、歯科衛生士の役割にはどんなものがあるのかを、実際に目で見て学ぶことができます。

歯科衛生士の実習は3種類ある

歯科衛生士の実習には、基礎実習・臨地実習・臨床実習の3種類があります。

基礎実習

基礎実習は、学内で歯科衛生士の基礎技術について学ぶ実習です。

歯の正しい磨き方やスケーリング、薬の塗布といった基本的な手法を学ぶことができます。

学内の施設で練習台を使用して進められます。

臨地実習

臨地実習とは、保健所や学校、福祉施設、幼稚園などの歯科医院以外の場所に赴いて行われる実習のこと。

医師による施術のサポート業務よりは、歯磨き指導などを行うことが一般的です。

実際に歯ブラシを使用した指導や、口腔内の健康維持のためのアドバイスなどを行うことが多いため、授業で学んだ知識のアウトプットの機会になるでしょう。

臨床実習

臨床実習では、歯科医院で実際の業務を学びます

実際に患者様とやり取りすることとなるため、よりリアルな現場を体験することができます。

症例を見ながらどのような処置を行っていき、歯科衛生士としてどのような業務が発生するのか、しっかり見て学びましょう。

歯科衛生士の実習で大切な姿勢

歯科衛生士の実習では、普段の授業とは全く異なる体験をすることになります。

実習の時間を有意義なものにするために大切な姿勢とは、どのような点があるのでしょうか。

分からないことはたくさん聞く

実習を通して分からないこと、気になることがあれば、たくさん聞くようにしましょう。

実習は頻繁に行われるものではないため、その場で気付いたことは貴重な気付きになります

また臨床実習では、実際に歯科衛生士の話を聞ける場でもあるため、技術や働き方など気になる点をたくさん聞いてみましょう。

臨機応変に対応する

歯科の現場では、常にさまざまなことが発生します。

イレギュラーが発生しても、慌てず冷静に臨機応変に対応することが大切です。

歯科衛生士が慌てていると患者様もパニックになってしまいます。

今やるべきことは何なのかを判断する、分からなければ周囲の歯科衛生士に聞くなど、柔軟に行動することを心がけましょう。

フィードバックをもらう

特に臨床実習の場合は、一日の動きがどうだったか歯科衛生士にフィードバックをもらうとよいでしょう。

自分の技術について実践的なアドバイスをもらえるのは、実習の大きなメリットです。

ただ参加して帰るだけではなく、改善点や反省点、評価できる点についてのフィードバックをもらうようにしましょう。

フィードバックをお願いすることで、「やる気のある学生」と評価してもらえることもあります。

振り返りを行う

実習が終わったら、自身でも振り返りを行いましょう。

一日のスケジュールやどんなことがあったか、どんな患者様でどんな症例だったか、医師や周囲の歯科衛生士はどのように対応したかなどをまとめておくことがポイント。

自分が歯科衛生士としてデビューしたあとも参考にすることができるでしょう。

振り返った結果、反省点だと感じた点は次回の実習で改善できるようにするなど、目標設定にもつながります。

まとめ

歯科衛生士を目指している人にとって、実際の歯科衛生士業務を学ぶことができる実習は貴重な機会です。

歯科衛生士の実習には、基礎実習・臨地実習・臨床実習の3種類があり、それぞれに意味があるのです。

実習の時間が有意義なものになるよう、常に学びの姿勢で取り組むことを心がけましょう。

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