歯科衛生士、転職したいけど失敗が怖い…転職先を上手く選ぶ方法

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転職を考えたとき、もし次の転職先が今よりも最悪だったらどうしよう、と心配に思った方はいませんか?求人票だけでは、その歯科医院の雰囲気はわかりませんし、良いか悪いかを判断するのは至難の業と言ってもいいでしょう。転職に失敗しないためのポイントについて、徹底的に解説していきます。

転職に失敗した歯科衛生士の悩み

転職に失敗してしまった歯科衛生士の失敗事例を、いくつかピックアップして紹介します。

給料が求人票よりも低かった

求人票に記載されている給料を転職先の参考にする歯科衛生士さんは多くいるでしょう。
しかし実際に契約書を確認してみると、求人票に載っていた給料よりも低かった、ということは実際に起こりうることです。

求職者側は求人票に載っていることが、就職後も守られると思い込んでしまいます。
ただ悪質な歯科医院の場合、求人票は実際の給与よりも高めに設定することがあるのです。

また、総支給額と実際に手取りで貰える給料の額は違うため、保険料や年金等でどれくらい差し引きされるかを、確認しておくことも重要になります。

実際の給与事情については、転職口コミサイトのチェックや転職エージェントのアドバイザーに質問するなど、リサーチして確認しましょう。

希望の休みが全然取れない

例えば、面接の段階では「シフト制だから好きな日に休める」といわれていたのに、実際に働いてみると「シフト制でも先に休みを取るのは先輩であり、自分は希望する休みをなかなかとれない」といったパターンなどが挙げられます。

また院長から「土・日曜はでなくていい」といわれていたとしても、働いているスタッフから「忙しいんだから出て」といわれ、希望の休みを取れないというパターンも。

他にも、求人票の「早番・遅番でシフト制」という記載を見て入社したら、実際は早番・遅番は特定の曜日のみで、ほとんどは通しで出なければならないというパターンもあります。

残業が多い上に残業代が貰えない

歯科医院では「急患がきた」「患者さんの診療が長引く」といったことはよくあることです。

しかし求人票に載っていた内容よりも残業が多く、帰りが毎日遅くなってしまうと、かなり気が滅入ってしまいますよね。

また残業代に関しては、「みなし残業」が適応されていることも。
みなし残業とは、給料に既に残業代が組み込まれていることをいい、上限時間は実際には定められていません。

そのような制度を裏手に取って、残業代がほとんどかからない状態で長時間働かせようとする悪質な歯科医院には注意が必要です。

院長やスタッフ同士の人間関係が悪い

面接のときはおだやかだったのに、いざ入社して働き始めると院長の態度が豹変した、というパターンも稀にあります。

また院長が優しくても、働いているスタッフ同士の仲が悪く、診療室の雰囲気がかなり悪いということも。

面接ではなかなか気づきにくいことかも知れませんが、なるべく情報収集に努め、少しでも引っかかるところがあれば、入社を断ることも大切でしょう。

このような心配は、職場見学をすることで解決することもあります。

思っていた業務内容じゃなかった

歯科衛生士業務ができると思って入社したはずが、いざ働き始めると受付業務や電話対応など、歯科助手の業務を当たり前のように任されるというパターンも。

求人票に記載しているような業務内容ではないと、「こんなはずではなかった」と働くモチベーションも下がってしまいます。

業務内容に関しては、面接でしっかりとヒアリングすることも大切です。

転職に失敗しないために気をつけたいこと



労働条件通知書にしっかりと目を通す

労働条件通知書とは、労働基準法第15条に記載されている「労働条件の明示の義務」のことであり、労働契約を結ぶ際に雇う側が求職者に交付しなければならないものです。

「労働時間」「休日」「給料」「労働契約の期間」「仕事内容」「退職」「始業・就業時刻」を明記しています。

求職者にとって、労働の条件はとても大切なもの。
もし労働条件通知書に明記されていた条件と、実際働いたときの事実が異なっていた場合は、契約者は一方的に契約を解除できます

契約を解除せずに記載されている条件を無理やり実行させようとすることや、損害が起きるようなことがあれば、そのときは損害賠償請求を要求することも可能です。
また労働条件を記載しないことは労働基準法違反となり、雇う側に30万円以下の罰金が課される場合があります。

契約を結ぶ際はしっかりと書面をチェックして、相違がないか確認をすることが重要です。

面接でしっかりと質問する

面接の際に、疑問に思う点はしっかりと質問をし、疑問点を残さないようにしましょう。

もし相手が言葉を濁したり嫌な顔をした場合は、何か問題があるのかも、と思ってOKです。

またスタッフの雰囲気を知りたい場合には、職場見学で仕事中やバックオフィスの様子を観察してみましょう。

まとめ

歯科衛生士が転職に失敗しないためには、しっかりとしたリサーチと面接での質問がポイントです。

聞きにくいからといい不安点を残したまま就職することは、ミスマッチにつながります。

契約の際は労働条件などをしっかり確認して、クリアな状態で就職することを目指しましょう。

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