歯科衛生士の一日の流れは?出勤から退勤までどう過ごすの?

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一般的な歯科衛生士の一日の流れについて紹介します。診療中のことはもちろん、診療時間前や後の仕事はどのような作業を行うのでしょうか。歯科医院によって勤務時間はさまざますが、今回は9時〜19時30分のシフトで流れを見ていきます。歯科学生や歯科衛生士に興味のある方は必見です。

歯科衛生士が始業前に行う朝の仕事

出勤

9時から診療が始まる医院の場合、8時30分頃に出勤することが多いです。

歯科衛生士の準備の時間などを加味して、おおよそ30分前に出勤することがポピュラーなようです。

また、あえて交代制で早番・遅番とスタッフ間で出勤時間をずらして、仕事の効率性をあげている歯科医院もあります。

出勤後はスタッフルームで制服に着替え、身だしなみを整えてから診療所に向かいます。

掃除

掃除は歯科医院のスタッフが行う場合と、業者にお願いする場合などで方法が分かれます。

スタッフが行う場合は、まず掃除機やモップかけをして床を綺麗にしていきます。

ワックスや印象材が床に付いているときは、スパチュラや雑巾を用いて綺麗にします。

また業者に入ってもらい掃除する場合でも、専門的な部分であるユニット周りの掃除は、歯科衛生士が管理します。

ユニットの水出し、チェアの清掃、ユニット周りのアルコール清掃をし、排水部やオイル汚れのチェックも点検しましょう。

器具の滅菌

エアタービンやエンジンにオイルを差して、オートクレーブ滅菌機やガス滅菌機を使って滅菌作業をしていきます。

以前はまとめてオイル抜きをして、患者さんが来る前にユニットにセットしておくケースがほとんどでしたが、今は治療の直前に滅菌袋を開けて、器具を取り出すように気を付けてる歯科医院が多いようです。

オイル抜きはその都度患者さんの横で行うパターンも増えています。

金庫の準備

金庫やレジのお金がいくら入っているのか、確認しておきます。

また両替金が足りない場合は、院長に伝えておきましょう。

朝のミーティング

朝のミーティングでは、歯科医院や歯科衛生士、歯科助手などのスタッフ全員が集まり、その日一日の流れとアポイント状況を確認し、共有しておくべきことを発表します。

診療の効率化を上げ、患者さんとのコミュニケーションをスムーズに行うためです。

また歯科医院によっては、スタッフ同士で最近の嬉しかったこと発表などをするところも。

患者さんの情報共有だけではなく、スタッフ間でのコミュニケーションを促進するねらいもあるのです。

歯科衛生士の午前中の仕事

午前中の仕事の流れ

平日の午前中の場合、お年寄りや子供連れの方々が多い印象です。

午前中はのんびり診療が進むことが多い歯科医院が多く、歯科衛生士はスケーリングや診療補助などをこなしていきます

患者さんとの会話の中で、体調の変化や口腔内のケア状況などを把握しましょう。

予約時間は1人につき大体30分〜60分で枠を取り、その時間内で診療を終わらせるのが目標です。

しっかりと時間を守り、患者さんをお待たせしないようにするのが大切です。

昼休憩

12時〜14時の2時間でお昼休憩を取る歯科医院が多いようです。

歯科衛生士はスタッフルームで昼食を食べます。

近くにお店がある場合は、お店に食べに行くことも。

ご飯を食べ終わった後は、午後の診療に向けて仮眠をとるスタッフもいるようです。

歯科医院にもよりますが、アポイントや業者からの電話対応をしなくていけない場合があるため、臨機応変に対応していきましょう。

歯科衛生士の午後からの仕事

14時頃から午後の診察受付を開始します。

午後の診療も基本的には午前中の内容と変わりはありませんが、午後の患者さんは幼稚園や学校帰りの子どもや、仕事帰りの人が多くなります。

午後の早い時間は比較的のんびりとした診療ですが、夕方にかけて少しずつ忙しくなってきます
仕事の合間を見て歯科材料のチェックをし、足りないものなどはすぐに発注しておきましょう。

午後の受付終了後は、明日の患者さんのカルテをチェックして、セット予定の技工物が届いているかなど確認しておきましょう。
もし技工物が届いていない場合は、技工所へ連絡して確認を取ることが大切です。

また、月末にはカルテの整理を行う歯科医院も多いです。
その月に来ていた患者さんのカルテのチェックをし、カルテの棚の整理をしていきましょう。

歯科衛生士が診療後に行う仕事

清掃と次の日への準備

19時ころになると最後の患者さんの診察が終わり、帰りの準備をしていきます。

その日使った材料や器具のチェックをして、元の位置に戻していきます。
ユニットの清掃も行いましょう。

診療の日誌を付けている歯科医院の場合は、この時間に日誌を書きます。

金庫のチェック

金庫やレジのお金をチェックしていきます。

その日の売上金がいくらあるのか、患者さんがどのくらい入ったのかなどを計算してノートなどに書き留めます。

売上金に誤差がある場合は、院長などに相談しましょう。

帰りのミーティング

その日一日、どんな診療をしたかなどスタッフ間でミーティングをします。

また、明日に向けての注意事項などの共有も忘れないように確認しましょう。

退勤準備

帰りの準備が済んだら、スタッフルームに戻り制服から私服へ着替えます。

19時30分ごろになると退勤するために、使っていたパソコンやユニットなどの電源が落ちているか確認します。

もし施錠する当番の場合は、しっかり確認しながら責任を持って戸締りをしましょう。

まとめ

一日の歯科衛生士の流れに関して解説しました。

歯科衛生士は、診療に関すること以外にも、掃除や材料の確認などやることがたくさんある職種です。

そのため、臨機応変に対応するスキルが必要であることも分かりますね。

本記事を参考に、自分に合う歯科医院選びを行ってみましょう。

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